お腹は空いているはずなのに食べたい気持ちがわかない、食事が砂を噛むように味気ない——そんな状態が続いているなら、胃腸ではなく、こころの不調が食欲に表れているのかもしれません。食欲は、こころの状態を映すバロメーターのひとつです。
こんな状態が続いていませんか
- 食事の時間になっても、食べたいと思えない
- 好物を前にしても、おいしいと感じられない
- 食事を抜いても平気になり、体重が減ってきた
- 食欲のなさと一緒に、気分の落ち込みや不眠もある
- ストレスの強い時期から、食べられなくなった
考えられる背景
- うつ病 — 食欲の低下と体重減少は、うつ病の代表的な身体症状です。「おいしいと感じない」「食べることが面倒」という形で現れます。睡眠の変化や気分の落ち込みを伴う場合は特に、うつ病のサインとして重要です。
- 適応障害・強いストレス — 強いストレスがかかると、自律神経を介して胃腸の働きが落ち、食欲がなくなります。ストレスの原因がはっきりしている場合に考えます。
- 全般性不安障害などの不安 — 緊張や心配が続くと、胃の不快感や食欲低下が現れることがあります。
なお、胃潰瘍や甲状腺の病気など、体の病気でも食欲は落ちます。急激な体重減少がある場合や、腹痛・吐き気など消化器の症状が強い場合は、内科的な検査もあわせてお勧めします。
受診の目安
- 食欲のない状態が2週間以上続いている
- 意図しない体重減少がある
- 気分の落ち込み・不眠・強いストレスを伴っている
あてはまる場合は、一度ご相談ください。当院は予約から受診までWEBで完結し、土曜日も診療しています。