家族の元気がない、様子が明らかにいつもと違う、でも本人は「大丈夫」と言って受診したがらない——ご家族の心配ごとには、ご本人の症状とはまた別のつらさがあります。このページでは、ご家族の立場からの関わり方のヒントと、相談の目安をご案内します。
こんな心配はありませんか
- 家族の口数が減り、眠れていない様子が続いている
- 仕事や学校を休みがちなのに、理由を話してくれない
- 受診をすすめると「大丈夫」「行くほどではない」と拒む
- どう声をかければよいかわからず、腫れ物に触るようになっている
- 支える側の自分も、疲れて限界を感じている
ご家族にできること
- 責めずに、心配を伝える — 「どうしたの」「なぜ」と原因を問い詰めるより、「眠れていないみたいで心配している」と観察した事実と心配を伝えるほうが、ご本人は受け入れやすくなります。
- 体の症状を受診の入口にする — 精神科への抵抗が強い場合、「眠れないこと」「食欲がないこと」を理由にした受診なら同意が得られることがあります。当院は予約から受診までWEBで完結するため、ご本人の心理的なハードルも下がりやすいです。
- 励ましより、休める環境を — 「頑張れ」はうつ状態の方には負担になることがあります。休むことを認め、家庭内の負担を減らすことが回復を支えます。
- 支える側のケアも忘れずに — ご家族が疲れ切ってしまうと、支え自体が続きません。ご家族自身の不眠や落ち込みが続くときは、ご家族が受診してよい状態です。
具体的な場面ごとの対応は、家族向けコラム一覧で詳しく解説しています。うつ病の方への接し方、受診をすすめる声のかけ方などの記事があります。
緊急のとき
死にたい気持ちを打ち明けられた、自分を傷つけてしまいそうなど、いのちに関わる緊急のときは、迷わず救急(119番)に連絡してください。当院に通院中の方のご家族は、診療時間内に当院へご連絡ください。
相談の目安
- ご本人のいつもと違う様子が2週間以上続いている
- 受診をすすめたいが、声のかけ方に迷っている
- 支えるご家族自身が、不眠や落ち込みを感じ始めている